トルコギキョウってホントは寒がり屋さんだって聞いたよ?開田の朝晩は寒いけど大丈夫?
ここの朝晩は夏でも10度くらいまで下がる時があるよ。初めて作った年には、やっと咲くぞってワクワクしたったに霜にやられて茶色くなっちゃった。てきなかってよぅ。そしたが、それっきり止めったったら去年の品評会(平成27年10月25日 JA木曽 木曽郡農産物品評展示会)の最優秀賞は無かったな~。熱心な長野県や農協の技術員さんや、先輩の花農家さんたちにさっざ世話になったおかげでょ。
キレイだ!って一緒に喜んでもらえるのはホントに嬉しいよね♪
花を渡した相手のほころんだ顔は最高でょ~。ひとねるのによそんとこ以上に手間がかかったりせるが、ここの花の色にはたんまいるぞ。つぼみが開いていくかたーじ色が変わっていく様子がすっごいキレイだあ。
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開田高原で育った花は発色が深く鮮やか。それが、何度栽培に失敗しても、諦め切れなかった理由です。
トルコギキョウといえば、真っ先に思い浮かぶのは花弁の縁が彩られた品種です。市場では「パステル紫」「パステルピンク」と呼ばれています。一番人気の種類ですが、寒さに当たると「色流れ」と呼ばれるにじんだ状態になってしまうので、この高冷地で育てるには最も難しい品種の一つです。これをなんとかして出荷しようと、手を変え品を変え奮闘しているところです。
品種も現在は改良が進み、清楚な一重咲きや、バラと見間違うほどの八重や、大輪のフリンジ咲きなど多彩です。そうした中で、開田高原ならではの、より魅力ある花になるものを探して栽培しています。
市場には、JA上伊那及びJA木曽を通して9月から10月にかけて出荷しています。上伊那は長野県の中でも主要な産地で、魅力的な地域限定のオリジナル品種が豊富にあります。